第3課 名詞(属格・所有格、同格) [NOUN(1)/PRONOUN の NOUN(2)]
(1) 属格・所有格を表します。
ねこの えさ
にほんの きもの
きょうとの おてら
わたしの じてんしゃ
ちちの かばん
ワンさんの くるま
「の」は助詞でNOUN(1)とNOUN(2)の関係を表します。「NOUN(1)+の」が修飾句で、NOUN(2)が被修飾句です。
「わたしの じてんしゃ」(my bicycle)、「ちちの かばん」(my father’s bag)では、「わたし」、「ちち」はそれぞれ「じてんしゃ」、「かばん」の所有者を表します。
「NOUN(1) + の + NOUN(2)」では、NOUN(2)が主要な名詞で被修飾語です。必ず修飾句「NOUN(1)+の」の後ろに来ます。次の例を比較してみましょう。
a. 「わたし の じてんしゃ」○
b. 「きょうとの おてら」○
c. 「じてんしゃ の わたし」×
d. 「おてらの きょうと」×
c.では「じてんしゃ」(主要な名詞)と「わたし」の順番が、またd.では「おてら」(主要な名詞)と「きょうと」の順番が逆になっているため意味をなしません。よくある間違いなので注意しましょう。
(2) 同格(A=B)を表します。
「こちらは りゅうがくせい の ホセさんです。」(ホセさん=りゅうがくせい)
「こちらは せんぱい の マリアさんです。」(マリアさん=せんぱい)
【語彙】
【名詞(nouns)】
学校(がっこう)
研究室(けんきゅうしつ)
日本語(にほんご)
先生(せんせい)
後輩(こうはい)
先輩(せんぱい)
名前(なまえ)
口座番号(こうざばんごう)
車(くるま)
自転車(じてんしゃ)
鞄(かばん)
パソコン
スマートフォン
サーバ
【例文】
1.これは私たちの学校です。(これは わたしたちの がっこうです。)
2.あなたの日本語のレベルは初級です。(あなたの にほんごの レベルは しょきゅうです。)
3.山際先生の研究室はあそこです。(やまぎわせんせいの けんきゅうしつは あそこです。)
4.こちらは留学生のホセさんです。(こちらは りゅうがくせいの ホセさんです。)